2011年05月22日 22:36
私立南聡学園に通う美少女、和久津智には?痣?があった。
呪いの痣。
痣を持つ者に?あるひとつの行動?を禁じる呪われた徴。
ある日、智の許に一通の手紙が届く。
それは、死んだはずの母からの手紙。
そこに記されていた母からの命――
『皆元さんを頼りなさい』
件の人物、皆本信吾の一人娘、皆本るいの許を訪れる智。
そこで出会った少女、るいは家なき娘だった。
たてつづけに起こるトラブル。
火事、都市伝説との遭遇、轢殺未遂、裏社会に追われる少女。
その中で出会った6人の少女達。
?腹ぺこ娘?皆元るい。
?レズビアン?花城花鶏。
?ロリスケーター?鳴滝こより。
?毒舌陶器?茅場茜子。
?キングオブ空気読めない?白鞘伊代。
そして智は知る。
運命に導かれるように出会った6人の少女。
彼女たちには智と同じ?呪いの痣?があった。
一心同体から程遠いバラバラの6人は、?呪われた世界?をやっつけるため、『同盟』を結ぶ。
?呪われた世界?と闘い続ける6人の少女は、やがて『同盟』から『仲間』へと変わっていく……。
しかし智には、誰も知らない、仲間にも言えない、?ある秘密?があった。
彼女は…………
2011年05月18日 21:11
ここは昔懐かしい長屋の一角。
ぼろぼろだけど、気持ちだけは前向きに、花を植えて、可愛く飾って、名前は 『秋桜荘(こすもすそう)』。
ずっと一緒に暮らす幼なじみ6人組の声が響く。
そろって大きくなって、今でもそろって登校する仲間たち。
主人公・新田二見(にった ふたみ) 以外の5人は、みんな更衣(きさらぎ)学院の特待生!
歌にピアノと、その才能で、注目を集めている。
いっぽう、二見はなんの取り柄もないけれど、昔からの腐れ縁で、みんなの面倒を見ている、お母さん的な存在。
学院ではアイドルな幼なじみたちだけど、生活力には問題あり。
彼がいないと何もできない。 二見を頼ってすぐ寄ってくる。
そんな6人には、大きな夢がある。 幸せ×6の夢。
叶うと信じて、今日もみんなで、今日(こんにち)川の土手を自転車で走っていく。
2011年04月09日 19:27
北海道の学校に進学し寮生活を送っていた主人公、一条走馬の下に「父が倒れた」との連絡が入った。急ぎ帰省した走馬は窶れ果てた父の昌和を目の当たりにし、もう長くない父の余生を共に暮らすべく帰郷を約束。北海道の学校を卒業後、父が学園長を勤めていた高校に進学を決めて我が家に戻ってみたのだが、そこには元気いっぱいの昌和が。実はぎっくり腰で寝ていただけで知人の医者と結託して姉たちを騙し、走馬を帰郷させる魂胆であったことが判明し激怒する走馬だったが故郷での新しい生活を始めざるを得なかった。走馬には重く圧し掛かったままの蟠りがあった。養子である走馬は育ての母である月子の傍にいながら逝ってしまったことに気付けなかったことがショックで、一条家の厄介者だと自分を責めていたのだった。義理の姉達から母親を奪った負い目に耐えられず、北海道へと逃げた三年間だったが戻ってみてもそれは変わらず、ついに姉たちに心の中に封じていた自責の念を語り、家を出ることを打ち明ける。しかし、長女の楓子は否定した。幼いながらも母の最期を孤独にさせなかった走馬の愛情に心から感謝し、走馬を一人で悩ませていたことへの後悔を語ってくれた。家族の愛情を確信し、晴れて円満な家庭の中で新しい学園生活を始めることになった走馬に、生まれて初めての恋愛が始まろうとしていた。