2011年07月09日 17:01
星がいっぱい落ちてきて、満天の空に光が瞬いた夜――。
開けられないはずの扉を開け、俺は観てしまったんだ。
それは幻にも似た、幾度も繰り返す夢? それとも、二度と現れない唯一のもの?
ただ分かっているのは、あいつらが俺の家族で、俺の居場所は、ここにしかないということ。
父さんと母さん。 ――言葉と認識。
姉さんと妹。 ――行為と現象。
そして、猫のあいつ。 ――心と身体。
「水面に生まれた波が重なり合うように、きっと、私たちも……」
だけど、その時が来たら、俺は何を観て、誰と一緒にいるんだろう?
小さな街の、どこにでもあるような小さな家。 手が届くのは、ちっぽけな時間と空間。
そんな場所で始まった、俺たちの不思議な日々。
星屑の輝きが、雪の結晶に変わる時。
光の向こうに待つのは、永遠に愛する人なのか。 それとも……。
<レビュー>
結構前なので記憶が曖昧ですが、思い出せる範囲で。
シナリオの元長さんといえば、「Sense Off」に代表されるように、非常に哲学的なシナリオを描く方です。
それゆえに、難解だし、テーマ性を感じないと非常に退屈なものに感じると思うので、人を選ぶと思います。
今作は哲学的な部分が弱かったですが、そのぶん「家族」を前面に押し出してきました。
私としてはThe哲学みたいな作品を期待していたのに、ぼんやりしたまま進み、うまく煙に巻いてエンディングに持っていった感が強いのは残念。
琴子ルートに力を入れすぎたのか、式子、柚ルートが非常に弱かったのも残念。
「家族」という視点で見るのなら、それなりにいい作品に仕上がっているとは思います。
音楽は、BGMが全体的にピアノメインの綺麗な曲が多く、個人的に好きな系統でした。
OP「Bullshit!! Hard problem!!」(Outer)はノリが非常によく、今年の主題歌ではかなり気に入っている曲です。
個人的には、元長さんの作詞を期待したんですけどね。
音楽、キャラについては文句無いので、シナリオだけが惜しかったですが、良作ではあると思います。
キャラ | 世界観 | シナリオ | 絵 | 音楽 | 総合 |
B- | C | C | B- | B+ | 72 |
結構前なので記憶が曖昧ですが、思い出せる範囲で。
シナリオの元長さんといえば、「Sense Off」に代表されるように、非常に哲学的なシナリオを描く方です。
それゆえに、難解だし、テーマ性を感じないと非常に退屈なものに感じると思うので、人を選ぶと思います。
今作は哲学的な部分が弱かったですが、そのぶん「家族」を前面に押し出してきました。
私としてはThe哲学みたいな作品を期待していたのに、ぼんやりしたまま進み、うまく煙に巻いてエンディングに持っていった感が強いのは残念。
琴子ルートに力を入れすぎたのか、式子、柚ルートが非常に弱かったのも残念。
「家族」という視点で見るのなら、それなりにいい作品に仕上がっているとは思います。
音楽は、BGMが全体的にピアノメインの綺麗な曲が多く、個人的に好きな系統でした。
OP「Bullshit!! Hard problem!!」(Outer)はノリが非常によく、今年の主題歌ではかなり気に入っている曲です。
個人的には、元長さんの作詞を期待したんですけどね。
音楽、キャラについては文句無いので、シナリオだけが惜しかったですが、良作ではあると思います。
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