2010年04月02日 23:58
時は現代、舞台は東北の山々に囲まれた小さな街・七蔵町(ななくらちょう)
この街にある七蔵神社には小さな伝説が伝えられてきました。
神社にある古びたポストに、逢って想いを伝えたい相手へ手紙を投函すると、その手紙は
毎年12月26日に行われる「恋文祭」の日に灼かれ、その想いは灰となり北風が思い人へと届けてくれる。
そして、きっといつか想い人に逢うことができるだろう……
そんな言い伝えを信じる多くの人が、七蔵神社を訪れています。
この町で生まれ東京に引っ越していた主人公・秋月誠(あきづき まこと)は、3年前から
恋文祭が近づく頃、生まれ育った街へと毎年帰郷していました。
今年は学園の後輩の冬蔦儚(ふゆつた はかな)が同行することになります。
誠の帰郷を暖かく迎えてくれる幼なじみの綾川佳暖(あやかわ かのん)と
小牧水澄(こまき みすみ)。
七蔵神社を管理する君塚一族の一人娘君塚深姫(きみづか みき)
そして……誠が七蔵神社を訪れた帰り道で出会った記憶喪失の少女柳 雪華(やなぎ ゆきか)
一年ぶりで訪れた故郷の街で新たな出逢いも生まれます。雪深い山間の街を
舞台に誠と5人の女の子が織りなす恋愛物語が始まります。
<レビュー>
North Wind 67点
寸評:作りが細かい
雪華ルートが泣ける
攻略できない魅力的なキャラが2人も・・・
<キャラクター> C+
冬蔦儚(CV:須本綾奈)・・・主人公の部活の後輩。おどおどしてて、まさしく小動物。恋人同士になってもあまり変わらず残念。
柳雪華(CV:佐本二厘)・・・ふーりん=元気な同級生のイメージですが、これは元気すぎるw
綾川佳暖(CV:みちる)・・・妹的な立場。個別ルートはありますが、かなり雪華に侵食されてます。
攻略キャラは3人ですが、脇役に2人ほど魅力的なキャラがいます。
君塚深姫(CV:鳥居花音)と小牧水澄(CV:Yuki)です。
深姫は、巫女さんだし、家庭的だし、巫女さんだし、時々メガネかけるし、巫女さんだし攻略したかったです。
水澄は、過去の出来事からストーリーに絡んでくると思いましたが、傍観者の立場は変わらず。
攻略キャラに関しては、雪華が1番惹かれました。
というか、雪華は他のルートでも深く関わってくるキャラなので、全てを雪華に持っていかれてました。
<シナリオ> C+
シナリオは3章構成になっています。
Last Letter(1章)はプロローグということで分かりますが、Snow Memory(2章)からNorth Wind(3章)への変化が乏しかった。
PS2版は(ファンブックによると)2章構成らしいし、そのほうがよかったです。
個別ルートで言うと・・・
雪華ルートは泣けます。
特に別れのシーンが好きです。
ただ、他のルートが残念でならない。
儚ルートは1章から3章までほぼ一緒だし、佳暖ルートは3章だけの登場で「雪華ルート+α」みたいなシナリオでした。
<絵> C
原画はとりしも、はいおくさん
絵は好みという感じではないし、イベント絵は違和感を覚えるものが多かったですが、絵の作りは細かかった。
アニメーションがところどころ入ってくるし、立ち絵の口が会話に合わせてパクパクしたりしました。
・・・まぁ、いらないといえばいらないですがw
<音楽> C
OPは「Last Letter(Snowdrop.Ver)」、「have eyes only for you...」(KIRIKOさん)
EDは「Last Letter-Eternal Wind-」(鳥居花音さん)
ボーカル曲は単体でいい曲ですが、ゲームの中では目立たなかったです。
使いどころかな?
<総評>
雪華ルートの出来は秀逸ですが、他のルートがイマイチ。
雰囲気が好きだっただけに残念。
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