2009年08月23日 22:11
<ストーリー>
主人公斗南 優は幼少期に人間嫌いになってしまう。そして一人友達も居ない生活が長年続いた。
そんな時、隣の女子校から子供たちと女子生徒が楽しく遊んでいるのが見えた。自分もその中には入れたら。と思う。
その帰り道の道中、道端に「しゅぷれ~むキャンディ」と書かれたビンを拾う。
その効果は、「何歳か若返る」と「何歳か年をとる」というもの…。彼はこれを使って女子生徒に近づこうとする……。
<レビュー>
しゅぷれ~むキャンディ ~王道には王道たる理由があるんです!~ 57点
天乃羽依(芹園みや)・・・主人公が最初に好きになる娘。実は魔法使いで、ストーリーの真相に関わってくるんだろうなと思ったら、特になし。
佐久間弓音(かわしまりの)・・・主人公の恋愛相談にのってくれた娘。しっかりしてる娘だと思いきや、エロゲ好きが判明したり、付き合い始めると意外に頼りないところが露呈してきました。
湊向日葵(楠鈴音)・・・幼馴染なのになぜか怯えて接しています。接するときは怯えていますが、自室へ帰ったあとの妄想の時は乙女な感じで可愛かったです。
藍原時未(野神奈々)・・・どうも、テレビの消えた日の奈穂のイメージが抜けなかった。声は流琉なんですけど。キャンディを使って大きくなった状態で出会いますが、頭脳はそのままなので会話が噛み合ってるようで噛み合ってない展開。「ヴェエエ」という声が頭からしばらく離れなかったw
七星朱里(松永雪希)・・・このルートはほとんど部活が舞台ということもあり、一番オタクらしい。キャンディも魔法もほとんど関係ないシナリオですが、すっきりまとまっていたので個人的には好きでした。個別ルート以外ではほとんど出番がありません。
露雪悠莉(神村ひな)・・・不思議なうさぎ帽を被っていたので、過去に殺されたうさぎ・シラユキの生まれ変わりかなと予想していましたが予想外。そして、核となるキャラ。悠莉は変わったキャラなのでコミカルな展開になると思いきやシリアスな話でした。
長谷川・アイザック・泉・メルセデス・ジャココ(金松由花)・・・真相へ迫るための核となるキャラ。主人公を暗殺しにきたという印象が薄かったです。個別ルートでは、これまでの話でもたびたび目にする「ジャック」、謎のアイテム・しゅぷれ~むキャンディについて分かります。
キャンディで大きくなったり小さくなったり、つまり「ふしぎなメルモ」ですよね。あのキャンディを大人が良からぬことに使うとこうなるよってことでしょうねw
ただ、キャンディが真相に大きく関わっているかというとそうでもないです。
このゲームは、主に弓音、向日葵、時未、朱里の魔法世界に関係ないルート、羽依、悠莉、ジャコの魔法世界に関係あるルートに分かれると思います。
前者は魔法世界が関係ないせいか、コミカルな展開が多かったです。
弓音は、恋愛相談から恋に発展するパターン。
向日葵は、過去を清算して仲直り。
時未は、年の差を越えた恋。
朱里は、オタク同士の恋。(朱里は面白いことが好きなだけで、オタクかは微妙)
と多岐に渡るのはいいですが、悩みがあってもすぐに解決してしまうし、あっけなかった。
後者(羽依以外)は、主人公の中に潜む「彼」の正体に迫る話になります。
特にジャコルート、最後のヘスペラスルートは、いきなり世界が広がりすぎということもあるし、ご都合主義が過ぎるところもあって好きになれなかった。
総評としては、あまり好みではなかった。
絵買いした人にはよかったかもしれないですが、シナリオ重視で買った人にはイマイチ。
あと、主人公のキャラが超ネガティブ思考でクセがあるので、好きになれないときついかも。
ラストになるヘスペラスルートも人を選ぶと思うので、評価が分かれる作品だと思います。
ラストは、そういう展開にするなら主人公がオタクというのを生かす話にして欲しかった。
「テレビの消えた日」ネタが多くてうれしかったが、終わってみるとそれ以上でもそれ以下でもなかったかな。
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